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岐阜県暴力追放推進センター
〒500-8384
 岐阜市薮田南5丁目14番地1
  TEL 058-277-1613
  FAX 058-277-1366

暴力団とはなにか?

暴力団は裏社会の犯罪会社

暴力団は、通称「ヤクザ」あるいは「極道」とも呼ばれ、その活動資金を得る形態から博徒、的屋などがありますが、その実像は無法者の集団であり、いわば犯罪行為によって金を稼いでいる「犯罪会社」のようなもので、「暴力を資本とする不当営利追求集団」となっています。

◆暴力団
その団体の構成員が集団的又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長するおそれがある団体であり、その団体に所属するものが「暴力団員」です。
◆指定暴力団
暴力団のうち都道府県公安委員会が指定した暴力団が、「指定暴力団」で、現在全国22団体であります。

暴力団の資金源

◆従来型資金源
賭博、野球賭博、のみ行為、ゲーム機賭博、みかじめ料、用心棒料等の徴収、覚せい剤等薬物の密売、売春、恐喝など違法なものがほとんど。
合法的なものでは、露店、飲食店、土建業、リース業、金融業等を自ら経営したり、経営に関与。
◆新しい形態の資金源
民事介入暴力
企業倒産整理、債権回収、不動産の売買、金銭貸借、手形取引、交通事故示談等の介入、関与し、暴力的威嚇を背景に不法利益を得る。
企業・行政対象暴力
総会屋、会社ゴロ、新聞ゴロ及び社会運動等標ぼうゴロ等の形態で企業や行政機関を対象とした恐喝、強要、利益受供与等により不法利益を得る。

暴力団の特徴的傾向

山口組の分裂

平成27年8月末に日本最大の指定暴力団「山口組」が「六代目山口組」と「神戸山口組」に分裂しました。
原因は上納金と組内人事と言われていますが、双方とも同じ「代紋」、同じ「綱領」を使用しており、お互いに我が組が正当な「山口組」であると主張しています。
両組織とも指定暴力団として指定されましたが、今後一層抗争が激化することは必至であると予想されます。

賭博・薬物犯罪


最近、芸能人やスポーツ界で覚醒剤や賭博に手を染め、検挙されている事例が目立ちますが、こうした賭博や薬物事犯の背後には必ず暴力団の存在があります。
若者を中心として、SNSを利用した危険ドラッグの広告や賭博の勧誘等が増加していますので、注意が必要です。

大型公共工事等への介入


岐阜県内では現在、岐阜、中、西濃で東海環状道西回り工事が行われ、東濃ではリニア、飛騨ではオリンピック関連施設の建設が具体的に動き出していますが、暴力団は資金獲得のためあらゆる手段を使って、これら大型の公共工事に介入しようとしています。

暴力団員の離脱支援

平成28年2月、当県を含む15都府県が加盟する「暴力団から離脱した者の社会復帰対策の連携に関する協定」が発足し、他府県への就労を希望する暴力団離脱者に対する就労支援が一層充実しました。
その後、新たに9県が加入し合計24都府県となりました。